2016年はビデオマーケティングが流行した年となり、多くの広告主がビデオマーケティングに取り組みました。ソーシャルメディアや検索を通して消費者に届けた広告効果はあったのでしょうか。
Report: Video isn’t as popular with viewers as it is with advertisers – Poynter
2016年のビデオマーケティング
2016年はビデオマーケティングに多くの企業が取り組んだ年でした。しかし、米調査会社の報告では、消費者はそこまで好んでいないようです。
Web計測サービスのParse.ly、最新調査で動画に対するエンゲージメント率の低さを報告。むしろテキストが上昇と|Report: Video isn’t as popular with… https://t.co/SZemxfrMZg
— 藤村厚夫 (@afujimura) 2017年1月15日
ほんの数ヶ月の間に、ソーシャルメディアの巨人Facebookはライブビデオを開始し、コンテンツのために出版社への支払いも行っています。 Snapchatはビデオの広告オプションを拡大、いくつかのニュース企業はバーチャルリアリティに本腰を入れ始めました。
2016年4月にGawkerが「Post-Writing Web」 の幕開けを宣言して以降、広告ブロックが広がる中、メディア企業はデジタル広告の暴落を予見し、その救済策としてビデオ広告に多くの期待を寄せました。しかし、Parse.lyの報告によれば、広告主が期待しているほど視聴者は人気がないことが分かったようです。
Parse.lyはニュースアナリスト企業で、同社が公開した2016年を分析したレポートには、700に及ぶニュース・グループのネットワークによって、投稿されたさまざまな種類のコンテンツを対象とした分析結果が報告されています。 報告内容の最大の驚きは、視聴者がオンラインビデオに関わる時間を短縮する傾向にある一方、mediumやロングテキストコンテンツに時間を費やす傾向にあるということです。
読者は一般的な投稿コンテンツと比較し、ロングテキストコンテンツに2倍の時間を費やしていました。一方、オンラインビデオは一般的な投稿コンテンツと比較し3分の1とう結果になっています。(スライドショーは30%ほど)
報告レポートでは、オンラインビデオが人気でないことを強調しています。
4つのフォーマットのすべてを比較すると、ビデオ投稿は通常の投稿よりも約30%短い閲覧時間となっています。 この結果は同社の予想に反しています。
Parse.lyのレポートは、オンラインビデオが業界の著名人の期待ほど早く成長していないことを示しています。過去にReuters Instituteが同様の内容を記載しています。とりわけプレロール広告は視聴者に人気がなく、視聴者はより早くコンテンツが表示されることを望んでいることが分かります。
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