FacebookがTV用の動画アプリを発表しました。リリース時にアップルTVやアマゾンのFire TV、サムスンのスマートTVに対応し、今後はそのほかにも対応していく見込みです。現在、Facebookで再生される動画の回数はYoutubeを越えています。まさに今、Facebookは動画の分野に力を注いでいることが伺えます。
New Ways to Watch Facebook Video | Facebook Newsroom
Facebookの動画広告
Facebookの動画広告が好調であること、これが動画アプリに注力する理由です。Facebookの売り上げの大半はモバイル広告(84%)でありますが、その中でも動画広告は成長分野です。儲けにつながるということは、同社のオリジナル番組制作や、他社からの動画コンテンツの権利取得を加速させます。
米国のTV広告市場は700億ドル規模に及び、今回のアプリでフェイスブックは同社の動画広告事業をさらに強固にする。
FacebookのTV用動画アプリ
この動画アプリは、Facebookでビデオを視聴する際に、これまで以上に魅力的で、柔軟にコンテンツを楽しむ手段の1つになります。以前のニュースフィードでは、タイムラインで流れたきた動画が勝手に再生される仕組みでした。しかし、この仕組みはユーザにとって望ましい体験ではありません。
新しい試みは動画サウンドのフェードイン・フェードアウトです。動画が生き生きと見せられるよう、タイムラインで視聴されている時には音が流れ、タイムラインから消えると音が消える仕組みです。
コンセプト動画
縦型動画にも対応
モバイルの動画で人気があるものといえば縦型動画です。日本では『C Channel』がうまく縦型動画を活用し、ユーザを伸ばしています。 スマートフォンの形をうまく利用した表現に対応し、さらにユーザの視聴時間を伸ばしていく狙いです。
おすすめ記事