Fintech、オンラインバンキングといった便利なネットやアプリで使える銀行サービスが充実しています。代表的なサービスをまとめました。紹介するのはSimple・monzo・Atom・Tandem・Starlingの5つです。
Simple
「銀行をもっとクールに」というテーマでスタートしたSimple。創業者の一人であるジョシュア・ライシュ氏が銀行で「頭にきた」経験から作られたオンラインバンキングです。ビジネスモデルの特徴は、銀行に比べて低い預金金利が設定されている一方、すべてのサービスの手数料が無料となっている点です。Simpleは銀行ではなく、銀行代理店とういう形態をとっています。
このビジネスモデルで重要なのは、Simpleが銀行ではなく銀行代理店として開業している点。実はこの銀行代理業は日本でも2006年から一般事業者の参入が認められている。注目すべき点は、こうした機能特化型の金融ビジネスモデルが国内でも定着できるかどうかだ。
【FinTech】海外で注目の銀行インフラ系ベンチャー Simple、Plaidほか | ZUU online
monzo
2016年8月10日よりスタートしたmonzo。イギリスの金融当局PRAが制限付きで認可しました。もともとのサービスは2015年2月に設立され、特定の顧客に対し、別のカード会社と提携してプリペイドカードを発行しています。利用状況をスマホなどで即時に確認できるサービスでした。
サービスを継続的に提供するシステム面が優れているようです。
世界各国に24時間サービスを提供するため、夜間バッチは不可能。SPOFも排除する必要。また、各国の様々なユーザの要望に柔軟に、即時に対応できるため、そして、スケーラブルである必要から、はじめからマイクロサービスとして設計している。ベータ版開始時点では100のサービス、現在では150のサービスが稼働中とのこと。
全く新しい銀行を1から作るために必要な技術 (Monzo公式ブログより) - Qiita
Atom
AtomはMetro Bankの創業者Thomson氏と、元HSBCのテレフォンバンキング部門長を務めていたMullen氏が設立したアプリ銀行です。安全性を配慮し、アプリのみでサービスを提供していて、さらにログイン時に顔認証や声紋認証を用いるほか、口座開設時も完全にペーパーレス化していて数タップで口座開設できるのが特徴です。
モバイル専用の英国の銀行「アトムバンク」がついにサービス開始 – finAsol
Tandem
Tandemは家族間でお金を直接送金したり、クレジットカードの明細別に負担したり、支払い漏れを防ぐサポートをしてくれる管理に便利なオンラインモバイル銀行です。mondo、Atom、そして次に紹介するStarlingと合わせて英国の問題限定4バンクの1つになります。
知ってお得な海外サービス!家族みんなでお金を管理するサービス3選
Starling
2016年1月に7000万ドルを調達したモバイルバンクです。創業したのはAIBのCOOだったアン・ボーデン氏。コンセプトは「常に変化する世界に対応するスマートな銀行」だそうです。
英国ではさまざまなオンラインの金融プレイヤーが生まれている中、同社はオンライン金融業の新業態を下記のように整理しています。(Satrling公式ブログより)
- オンライン型の次世代型
- 支店を有する新規参入者
- ネオ・バンクと呼ばれる第三者提携型
英国における銀行業の分布図
参考
英国のアプリバンク4社の一つ、Atomバンクが稼働、フィンテック
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