Uberがメキシコのユーザー向けに、独自のデビットカードをリリースしました。これまでメキシコの古びた銀行システムの影響で、Uberはユーザー数を伸ばすことに苦労していまいす。ユーザーはデビットカードやオンラインのカードキャッシングを利用できなかったためです。
Uber launches its own debit card to get more Mexicans riding
Uber、メキシコで独自のデビットカードをリリース
今回独自のデビットカードをリリースすることで、メキシコのユーザー数を伸ばす計画です。発行元は、メキシコではじめてのオンライン銀行であるBankaoolです。(オンライン銀行の有名どころでは、Simple、Monzo、Atom、Tandem、Starlingがある)
Uberデビットカード サイト
メキシコはラテンアメリカにおけるUberの巨大マーケットです。そこには多くの銀行口座を持てない人がおり、さらに一般的にオンラインカード決済に対して懐疑的な状態だそうです。これは購入者と販売者双方に言えることです。この常識を打ち破ることができれば、Uberの成長は間違いないでしょう。
補足:Uberについて
ライドシェアの文化を広めた企業Uber。2016年時点で評価額が未上場で6兆円となっており、世界一のユニコーン企業と言われています。成長率の早さ、大きさが特徴で、現時点では、下記のようなデータになっています。
- 初期バージョンのリリースは2010年
- アプリは世界60カ国、300都市にて利用可能
- デイリーアクティブユーザー数は800万人以上
- 毎日約100万件の乗車数
- アメリカでのドライバー数は約16万人
- 2015年度のグロス売り上げは約100億ドル
2014年に参入したベトナム市場でも多くのユーザーに支持されており、ホーチミンやハノイといった主要都市で10分以内の待ち時間で乗車できる割合が、ホーチミン市92%とハノイ市94%となっています。
ドライバー数も増加していて、数万人の雇用機会創出に貢献しています。
参考
グロースハック【Uber, Airbnb, Etsy】サービスプラットフォームの初期ユーザー獲得方法 | freshtrax | デザイン会社 btrax ブログ
「Uber」利用者数、2大都市で30万人以上に [経済] - VIETJOベトナムニュース
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