モバイルアプリに関する面白い調査結果をご紹介します。PCの世界と異なり、アプリの世界はとても狭く、特定のプレイヤーに利用が偏っているというデータです。近年モバイルは成長が注目されてきましたが、その環境を活かせたのは一部のアプリのみだったようです。
※Marketing Landの記事を基にしています
Nearly 85 percent of smartphone app time concentrated in top five apps -- [report]
デジタルメディア利用時間の58%がアプリ利用
PCとモバイルの利用時間を比較した際、モバイルの利用時間が圧倒的に伸びています。(comScore調べ)67%に及んでおり、対してPCは33%に留まっています。またモバイルアプリは58%となっており、モバイルウェブに次ぐ数字となっています。
モバイルウェブとアプリ比較
次は、モバイルウェブとアプリの訪問者数・利用時間の比較です。下記グラフをみれば一目瞭然ですが、まず訪問者数では、モバイルウェブがアプリの3倍の数字を記録しています、一方利用時間では、なんとアプリの利用時間がモバイルウェブの20倍となっています。モバイルはGoogle検索で"その瞬間だけ"サイトに訪れることが多く、アプリではFacebookやTwitterのように"習慣的に"アクセスするイメージでしょうか。
スマートフォンでは73%の時間を特定の3アプリに
次のグラフは、アプリの利用時間の中で「何個のアプリを使い分けているか」になります。結果は、スマートフォンでは73%が特定の3つのアプリに、タブレットでは87%が特定の3つのアプリの利用に費やされていました。スマートフォンユーザーの約半分が、一ヶ月にダンロードするアプリが0という記事もあり、多くのユーザーは特定のアプリを利用するためにデバイスを使っているようです。
プッシュ通知に同意する割合
最後になりますが、アプリの特徴でもあるプッシュ通知に対して同意する割合に関するものです。下記のグラフの通り、2015年から2016年にかけて、わずかながら「同意しない」ユーザーの割合が増えています。これまで以上に、ユーザー自身がアクセスしたくなるアプリ作りが重要になってきそうです。
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