自動車もECで取り扱うAmazonですが、自動車好きユーザーのための新しいサービス「Amazon Vehicles」をスタートしました。Vehiclesは自動車ファンのためのフォーラム的な役割があり、彼らが好む自動車や、今後欲しいデザインなどをチャットできる場になっています。
※The Next Webの記事を基にしています
Amazon just launched Vehicles, a place to lust after cars
自動車ファンのためのフォーラム「Amazon Vehicles」
Amazonはこれまで、自動車所有者のために「Automotive」や、「Amazon Garage」といったサービスに取り組んでいました。Automotiveは、自動車の部品・パーツを購入する場です。またAmazon Garageは、ユーザー自身が所有している自動車の情報を集めることができる場となっています。新たにスタートするVehiclesは、これらの拡張的な位置づけであり、枝分かれして存在するサービスとなります。
Vehiclesは、これから巨大な自動車のショールームへと進化していくことが期待され、ユーザーはより自分好みの自動車を見つけることができる場に、なっていく可能性を秘めています。
自動車ECの試み
Amazonは2014年6月から自動車をECで売る試みをスタートしています。最初は中古車のみを取り扱っていましたが、2015年にはBMWの新車も販売しています。
この頃の試みは、単にこれまでの延長線上にあり、ネットでモノを売るまさにECでした。
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ECから商品開発プラットフォームへ
顧客の好みを吸い上げる場、としてスタートしたVehicles。これまでECとしての存在感を示していたAmazonは今後商品開発に力を入れてくるようです。Vehiclesは自動車開発に必要な顧客のニーズを知る場所として機能しそうですし、他にもクラウドファンディングサービス「Kickstarter」と公式に提携し、新商品の開発を支援する取り組みを行っています。
顧客の購買データを膨大に抱えるAmazonだからこそできる仕事といえるでしょうか。今後どんな商品が出てくるか楽しみです。
Amazonがクラウドファンディングサービス「Kickstarter」と公式に提携 | Fashionsnap.com
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