米国の大手通信業者「ベライゾン」が米ヤフーを買収しました。ベライゾンはWeb企業としてあまり認知されていませんが、この買収により、米国でもっともユーザーを抱える企業になる可能性があると、調査結果がでています。もっともユーザーを抱えるとは、巨人Googleよりも巨大ということを意味しますが、果たしてどのようなからくりなのでしょうか。
※Business Insiderの記事を基にしています
Yahoo and AOL combined get more viewers than Google or Facebook - Business Insider
米国でもっともオンラインユーザーを抱える企業、ベライゾン
こちらのグラフは米国の調査会社comScoreの調査結果をまとめたものになります。人気のサービスへの2016年のアクセス数がランキングで示されています。ベライゾンが買収したヤフーは。約2.06億人のユニークビジターを保持しており、GoogleとFacebookにつぐ第三のポジションを長期にわたって維持しています。
ベライゾンが「米国でもっとも多くのユーザーを抱える」の意味は、その参加にAOLのネットワークを有しており、その傘下のHuffington Post・Engadget・TechCrunchを合算すると1.536億人というユニーク・ビジターが加算される計算です。これにより1位のGoogleを上回る存在になります。
ヤフーはより成長できるのか
ベライゾンに買収されたことにより、ヤフーは他の傘下のサイトと連携して、より多くのユーザーを集める存在になる可能性があります。これを活かし、 ヤフー独自のサービスを成長させることができるのか、これから期待が膨らみます。
筆者ははじめてしりましたが、Yahooメッセンジャーなるものが昨年の12月に出ていたようです。もともとモバイルで使うサービスでしたが、このたびデスクトップ(Windows、Mac)でも利用可能になりました。このような動きが、今後活発になってくるのでしょうか。
参考
ベライゾンが米ヤフー買収へ、48億ドル 25日発表 - WSJ
Yahoo と AOL: この Verizon 傘下の二社を合わせると、Web トラフィックにおける米チャンピオンとなる! | Agile Cat --- in the cloud