ウェブサービスは大きく分けると4つに分類できるように思います。それぞれのサイトが勝っていくためには、どのような条件が必要なのかメモとしてまとめてみました。(大いに妄想を含んだ内容になっています)
1 - ソーシャルメディア
FacebookやTiwtterはもちろんですが、Lineなどコミュニケーションアプリも含んでいます。FacebookとTwitterを比較するといつの間にかかなり差がついてしまったように思いますが、それぞれの使い方があると思うので、独自の成長を遂げていってほしいなと感じます。儲け方は広告です。Facebookモバイル広告の業績が目立ちますね。
Facebook、絶好調のQ4決算で株価は12%の急騰 | TechCrunch Japan
勝ち方
なるべく毎日ユーザーにアクセスしてもらうことが、ソーシャルメディアにとって重要です。Facebookの「友達の誕生日」の通知やTwitterのツイート通知など、各サービス アクセスを増やすための工夫がなされていますね。さらに、ユーザーどうしのリアクションを活性化させるための仕組みや、投稿を促す機能が満載です。
2 - 業務システム
会社内の業務を円滑にするためのシステムを指します。会計や営業支援、受注管理などがあります。先日行われたスタートアップのピッチコンテストで優勝したクラウド労務管理サービスSamrtHRのように、注目も集めている分野ではないでしょうか。よくテレビCMで見るSalesforceのような営業支援サービスも勢いを感じます。月額の料金やオプションの追加料金で儲けています。
クラウド労務管理サービス「SmartHR」が優勝——IVSのピッチコンテストLaunch Pad | TechCrunch Japan
勝ち方
社内業務は複雑なので、いかに正確に、そしてスムーズにシステムで実現できるか、が重要ではないでしょうか。またユーザーが簡単にダウンロードして使い始めるタイプのサービスではないので、営業力のあるなしも勝負の分かれ目になりそうです。
3 - ニュースサイト
そもそもウェブサービスなのかという話もありますが、最近キュレーションメディアなどが流行っていますが、まとめサイトや日経新聞のような経済ニュースを取り扱っているサイトもひとくくりにこの記事では「ニュースサイト」と言っています。ニュースサイトは、広告や物販、定額課金で儲けてます。
勝ち方
読者にファンになってもらえるような権威を身につけられると強そうです。日経新聞のオンランインサイトが典型で、現在は月額4,200円で、40万人の有料化員がいます。そこにしかない情報、面白いライターや編集長の存在が勝負の分かれ目になりそうです。
日経電子版 渡辺洋之「月4200円課金するには、紙以上の価値がなければならない」|メディアビジネスの未来|cakes編集部|cakes(ケイクス)
4 - 検索サイト
食べログやぐるなびのような、情報を探せるサイトが検索サイトです。個人的にはデータベース型のサービスだと思っており、多くの情報をサイト内に集めることで価値を発揮するサイトです。食べログは掲載している店舗の情報の他に、情報を検索しやすい口コミも充実しているのが、グルメの分野で一つ頭が抜けている理由ではないでしょうか。
勝ち方
すでに述べていますが、検索サイトは載っている情報の量が非常に重要です。そこで鍵になってくるのが、情報の集め方。食べログはユーザー投稿型なのでいかに投稿してくれるユーザーのモチベーションを高めるかに力をかけます。一方ぐるなびは、営業マンが飲食店にサイトに載せてくれるよう営業をする必要がありますね。サイト内の情報を揃えれば、SEOの評価も高まるので自然とサイトも使ってくれる人が増えます。
ちなみに食べログとぐるなびは飲食店を検索するサイトとして似ていますが、ビジネスモデルは異なっています。以下の記事を参考にしてください。
「食ベログ」vs「ぐるなび」?リボン型ビジネスモデルから学ぶ 時価総額1000億円の事業機会の見つけ方 | Find Job! Startup
4つ並べてみたのですが、ここに含まれないものもありますし、勝ち方はもっと1つ1つ深ぼって考えたいなと思いました。