Googleが発表したSEOの順位に影響を及ぼす重要な要素は、以下の3つとされています。
- リンク
- コンテンツ
- ランクブレイン
これらの詳細については、こちらの記事「Now we know: Here are Google's top 3 search ranking factors」をお読みいただければ思います。
この3つの要素のうち、「リンク」について、どれくらいの期間を経て、SEOの順位に効果が現れるのか、MOZのBlogにて紹介されていました。自分のサイトでリンク獲得の計画を建てる際など、お役に立てれば嬉しいです。
How Long Does Link Building Take to Influence Rankings? - Moz
なお、この記事で紹介しているデータは、6ヶ月間似たようなコンテンツで内容を変えずに計測した結果になるそうです。また、対策キーワードはMOZが提供するSEOツールの評価で、難易度が25%〜30%のものとされています。
1ランクアップするのに10週間かかる
計測したページの平均は、SEOで1ランクアップするのに10週間を要したとのことです。ただし、獲得したリンクの数が他より多かったり、リンクを獲得するスピードが早ければその分ランクアップも早くなるのだとか。
低いランクの記事は、高いランクの記事よりリンクの恩恵を受ける
以下のグラフは、もともと検索結果の1ページ目に表示されていた記事(青)と、2ページ目以降に表示されていた記事(オレンジ)へのリンクの影響を表しています。大きくオレンジに影響が出ていることがわかりますね。逆に言うと、1ぺージ目に表示できたら、そこからはコンテンツの質の戦いになるということでしょうか。
ドメインオーソリティの高いサイトが恩恵を受けやすい
最後にご紹介するデータは、ドメインオーソリティの高いサイトの方が、リンクの影響を受けやすいという結果を表しています。ドメインオーソリティが0-25のものと、25-50のものを比較した際に、圧倒的に25-50の順位に影響が出ているのが見て取れますね。
最後に
SEOの比較実験は難しい印象があり、最後のデータにも出てきたように、ドメインオーソリティなど冒頭で紹介した3つの要素以外にも、順位に影響があるようです。今回のデータもどこまで精緻に計測されたデータなのか不明なので、100%すべてのサイトに当てはまるものではないと思いますが、一つの参考として覚えておいても良いかもしれません。