アメリカや日本ではすでに多くのユーザーがいることが自明のGoogleですが、ヨーロッパでの占有率はどのような状況なのでしょうか?グラフを用いてご紹介します。ヨーロッパでもやっぱりGoogleが強い、という事実がわかる結果となっています。
Google Europe market share: search, smartphones, browsers - Business Insider
Google searches for a new identity
Googleのヨーロッパでの占有率
以下のグラフがヨーロッパでのGoogleの占有率を表しています。検査エンジン・Android・Chrome(ブラウザ)の利用率をそれぞれ示したグラフです。グラフから読み取れるのは以下のような特徴です。
検索エンジンのシェアは、各国でほぼ90%と独占状態です。もっとも高いのがスペインとイタリアでなんと95%にも及びます。
スマートフォンのシェアは、イギリスがやや低めですが、全体的には8割ほどを占めており、こちらも他を寄せ付けない結果となっています。
Chrome(ブラウザ)の利用率は全体的に低いですね。どういった理由があるのか、ご説明します。
ブラウザの利用率は徐々に低下傾向
以下のグラフはスマートフォンにおけるブラウザとアプリの利用率の変遷を表しています。対象期間は2013年〜2015年です。
このグラフからわかるのは、年々モバイルのブラウザ利用率が低下しており、一方でアプリの数値が高くなってきているということです。このようにアプリが優勢になる事態はGoogleとしても予想外だったのではないでしょうか。
• Chart: How Americans Spend Their Time on Mobile Devices | Statista
iOSとの比較では圧勝
こちらのグラフはヨーロッパに限った数字ではないのですが、iOSとの利用率を割合で示したものになります。世界のスマートフォンユーザーの8割がAndroid利用者となっており、iOSと比較することでその強さが浮き彫りになります。
iOS and Android dominate marketshare - Business Insider
ちなみにですが、利用率で見ると圧倒的な強さを見せるGoogleですが、スマホ業界の売り上げで見るとAppleが強いです。シェア15%で全体の売り上げの92%を作っているというデータがありますので参考にしてください。
スマホ・ビジネスにおける iPhone の特殊性: 15% のシェアで、92% の利益をかき集める | Agile Cat --- in the cloud
参考
ヨーロッパにおける Google の占有率: Search/Android/Chrome のシェアを1枚のチャートで! | Agile Cat --- in the cloud