頻繁に検索結果を変更しているGoogleですが、また新たにサービスをはじめています。「Google Posts」という、Google上でブログを投稿するような機能です。Search Engine Landで紹介されていました。
Google Posts is now experimenting with Business Cards in search results
Google Postsとは
個人やローカルビジネス(美容室など)がGoogle上で直接ブログのようなコンテンツを書くことができ、そのまま投稿することができる機能です。コンテンツを素早くシンプルに公開でき、さらにすぐに検索結果に表示されるのが特長です。 ブログのような感じで、画像や動画を貼り付けて投稿することができますし、さらにそのページをソーシャルメディアでシェアすることができます。普通のブログと違って検索結果に早く反映されるので、多くの流入がありそうですね。以下がGoogle Postsの公式ページになります。(ちなみにGoogle Postsは正式名称ではなく、Search Engine Landが一時的に読んでいる名前です)
PCの検索結果には、次のように表示されます。実際の検索結果はここから確認できます。
Google Postsはいつ登場したのか?
2016年1月のアメリカ大統領選挙から登場しました。大統領候補者が自分のアピールのために使うことができる機能です。モバイルでは、以下のように表示されます。
Google Introduces Candidate Cards In Search For Presidential Election Season
スマホ風UI
PCから見たGoogle PostsのUIですが、ほぼスマホのUIと言っていいデザインです。当たり前のスマホファーストですね。
検索結果から直接シェアできる
検索結果に表示されるGoogle Postsの右下記号をクリックすると、シェアを促すポップアップが表示されます。検索結果から直接させるのは、Googleの取り組みで初めてではないでしょうか。FacebookよりTwitterが上に来ているのが気になりますね。
ローカルSEOに影響あり
Google Posts are going to kill (at) local SEO
写真の通り検索結果の途中にも表示されることがあります。これにより必然的に他のサイトは下に表示されるようになるので、検索からの流入に影響が出てきますね。Google Postsによって助けられるサイトもあれば、逆にマイナスの影響が出ることもあります。
AMPとの違いは?
Googleが最近力を入れているプロジェクトに「AMP」があります。AMPとは朝日新聞社のようなニュースを配信するパブリッシャーがネットに公開する記事を、今までより高速に表示できるようにするための取り組みです。詳しくは以下の記事をお読みください。
GoogleがスマホWeb高速化 !AMPプロジェクトの背景・開発対応方法まとめ
AMPとの違いは、新聞社のようなニュースを配信する企業向けか、それとも個人やローカルビジネスのような独自の配信機能を持たない者向けか、になります。Google Postsがどれくらい高速に表示されるのか筆者は正確に把握していないですが、AMP並みに高速で表示されることは確認できました。Googleがさまざまな情報を「Googleのフォーマット」で扱うようになってきていますね。
最後に
Googleは頻繁に検索面を変えています。特に目立つものについては、以下の記事にまとめています。飲食店の情報を直接検索面に表示するようになったり、この記事で紹介したように、Googleで直接記事を書かせたり、これまでGoogleがクロールして検索結果に表示してきたサイトの役割に侵食しています。ユーザーにとっと情報をより探しやすい仕組みづくりが進んでいるということでしょう。