ユーザーを検索結果からECサイトの商品ページに、直接 遷移させることができるPLA(プロダクトリスティング広告)がこのたびちょっと進化したようです。Search Engine Landの記事をご紹介します。
そもそもPLAってなに?
限られたユーザーだけが利用できる広告で、Google が自動的に関連性が高いと判断したリンクを、イメージ & 価格 & 商品名だけで表示するという機能です。(普通の AdWords 広告のようなテキスト広告は利用しません。)
更に、クリックに対してお金を払うのではなく、コンバージョンに対して課金されるという仕組み。つまり、ユーザーが商品を買わない限り課金されないという、広告主にとってはリスクフリーな仕組みです。
2012年から本格的に始まった、Eコマースの検索連動型広告です。自社の商品データベースとGoolgeのマーチャントセンターをつなぎこむことで自動的に広告が生成される仕組みになっています。PLAが登場するまで、多くのキーワードを運用する必要があった企業にとって、運用コストを下げる利点があります。
《参考》
プロダクト・リスティング広告 & プロダクト・エクステンションズ | グーグル アドワーズ ラボ
デスクトップでスクロールできるカルーセル表示に
Goolgeが検索結果で、PLAをスクロール可能なカルーセルで表示するテストをしています。下写真の一番右手の箇所に矢印が表示されていますね。
これはPLAに関するGoogleの唯一のテストではありません。年始ににも16個の商品を掲載するテストを行っていました。下写真がその広告の表示模様です。
《参考》
Google PLAs: Testing scrollable carousel on desktop & numbered rankings for "best" products go live
"トップ"や"ベスト"のプロダクトをランク付けしたPLA
検索クエリに"トップ"や"ベスト"といった文言を含むことで、PLAはランク付けして商品を表示するようにもなりました。2014年より行われていたこのテストですが、ようやくリリースされたようです。
モバイルだと以下のような感じで表示されます。PCのグレーの丸の代わりに、青いフラッグで示されていますね。検索結果の他の箇所でも用いられている青が使われています。
最後に
いかがでしたでしょうか?Goolgeの検索面からできることがますます増えていますね。以下の記事で紹介したローカルパックもそうですが、だんだん個別のウェブサイトに飛ぶ必要がなくなってきています。今までのユーザーの動きと、今後の動きは次のように比較できますね。
- これまで:検索→ウェブサイトに移動→目的達成(購買など)
- これから:検索 →目的達成(購買など)
これからも検索が便利になっていくことから目が離せません。面白いニュースがあったら、随時紹介していきたいと思います。