Amazonの経営方針は、利益を積極的に事業拡大に向けて投資することで有名です。投資先行の事業戦略をとっていたため、数年前まで大きな売り上げをあげていたものの、結果として赤字になっていました。
毎年赤字発表のアマゾン(Amazon) ジェフ・ベゾスの経営手腕にせまる | ZUU online
しかし、ここ数年は少し状況が変わってきています。これまで赤字だった経営が黒字に転換したのです。
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要因はさまざまだと思いますが、大きな理由の1つとしてあげられるのがAmazon Web Serviceです。これは、クラウドコンピューティングサービスであり、サーバーの貸し出しなどを行っています。世界11カ国で提供されています。
そんな絶好調のAmazonで注目してもらいたいチャートが以下です。
Amazonの驚きのチャート
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紺色線が「売り上げ」、オレンジ色が「純利益」を表しています。このチャートから、Amazonの経営方針を明確に感じることができます。2015年の12ヶ月において$596millionの純利益を得ています。2004年の純利益は$588millionなので、増加幅としては$8millionと思ったより多くありません。一方、注目したいのでは「売り上げ」です。2015年は$107billionの売り上げを得ており、そのボリュームが2004年の15倍となっているのです。利益を積極的に投資に回していることがわかるのではないでしょうか?
《参考》
• Chart: Amazon's Relentless Focus on Long-Term Growth | Statista
Amazon の薄利主義が 20年目を迎える:売上は 15倍でも 利益は一定という、徹底した戦略を1枚のチャートで | Agile Cat --- in the cloud