「検索エンジン」から得られるニュースの情報を最も信頼する、という調査結果をEdelman(米国の調査会社)が発表しました。デジタルニュースメディア「Quartz」が取り上げていたのでご紹介します。
※調査は2015年10月13日〜11月16日の間に28カ国の3万3000人を対象としています
People trust Google for their news more than the actual news - Quartz
一番信頼されているニュースソースは「検索エンジン」

上のグラフからわかる通り、もっともニュースソースとして信頼されているのは、2015年が終わった時点では「検索エンジン」となっています。このグラフからわかることとしては、次の3点でしょうか。
- 伝統的なメディアの信頼はほぼ頭打ち
- 今後、オンラインメディアと伝統メディアが逆転する可能性がある
- ソーシャルメディアと検索エンジンの差が2015年始めよりやや開いている
ソーシャルメディアの信頼度が落ちているのは、バズらせたり、クリックさせるために記事タイトルを盛ったりするためでしょうか。よくクリックした後のタイトルと内容の乖離に、残念に思ったりすることはあります。また他に、ニュースをシェアした情報源となる人の信頼度は次のような順番になるようです。
- 友達・家族(78%)
- 専門家(65%)
- ジャーナリスト(44%)
たしかに、専門家やジャーナリストがシェアする内容は、少し広告感を感じることもあります。そうなると、やはり信頼できるのは身近な人というのは納得のいく結果でした。
ミレニアム世代からは、より支持されている検索エンジン
ちなみに、このグラフの元はslideshareにあります。slideshareの中では、上のグラフとして紹介されていました。右側の表の項目「Milllennials」に注目してください。これはミレニアム世代のことで、ミレニアム世代とは現在の10代、20代の若者層を指します。幼いころからデジタル機器に触れてきたのが特徴で、デジタルネイティブとも呼ばれます。
ミレニアム世代でも、もっとも信頼できるニュースソースは検索エンジンとしています。全体のポイント「63」より3つ多い「66」となっているが注目ポイントです。若い世代でも、ソーシャルメディアより検索エンジンが支持されているのですね。
もはやテレビより接触機会の多い検索エンジン
このグラフは、一週間で触れるニュースソースを示したグラフです。テレビを抜いて、1位は検索エンジンとなっています。もっとも信頼され、もっとも接触機会が多いのが検索エンジンとなると、ニュース配信する人は対策が必須になってきますね。Googleは最近検索エンジンでニュース記事を高速で表示するAMPに力を入れています。AMPについて知りたい方は、こちらの記事にまとめてみたので読んでみてください。
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