企画書・提案書を作る際など、マーケティングを仕事にされてる方は、よくデータを活用することが多いのではないでしょうか。そのような場面では、常に市場調査データによる裏付けが求められます。そこでこの記事では、企画書や提案書に使える『無料データ』が手に入るサイトを10サイトご紹介します。これらのサイトから、役に立つデータが手に入れば幸いです。
1 - 総務省統計局
『総務省統計局』のホームページには、国税調査や人口推計、家計調査など、日本国民に関するデータが揃っています。
無料で調査データが手に入る分野例
人口・世帯 / 住宅・土地 / 家計 物価 / 労働 / 文化・科学技術 / 企業活動・経済 / 産業連関表 / 地域
2 - 経済産業省
『経済産業省』のサイトでは、「特定サービス産業動態統計調査」という調査データを無料で入手することが可能です。さまざまな業界の売り上げ推移や、利用者推移を調べる際に役に立ちます。
無料で調査データが手に入る分野例
クレジットカード / エンジニアリング / 映画館 / 劇場・興行場 / ゴルフ場 / ボウリング場 / 遊園地・テーマパーク / パチンコホール / 外国語会話教室 / カルチャーセンター / フィットネスクラブ / 結婚式場
3 - 矢野経済研究所
矢野経済研究所のサイトでは、市場調査結果のサマリーを無料で見ることかできます。サマリーを転載・引用する際は、こちらから問い合わせが必要です。
プレスリリース - 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所
無料で調査データが手に入る分野例
和洋菓子・デザート類市場 / 玩具市場 / 乗員検知システム世界市場 / 「オタク」市場 / エステティックサロン市場 / 国内時計市場 / ベビー関連商品 / 文具・事務用品市場
4 - ミック経済研究所
ミック経済研究所のサイトでは、有料データ以外ですと、サマリーのみ無料で入手可能です。
無料で調査データが手に入る分野例
コラボレーション/コンテンツ・モバイル管理ソフト市場 / IT活用によるエネルギーマネジメントシステム・ソリューション市場 / フィジカルセキュリティソリューション市場 / ネット広告&Webインテグレーション市場 / クラウドサービス(SaaS・ASP)市場
5 - 生活総研
生活総研のサイトでは、人々の生活に関する調査結果を無料で手に入れることができます。生活総研ONLINEは、博報堂が運営しており、インターネットや各種インターネットサービスの利用者の意向など、調査データを調べるのに役に立ちます。特に1992年から隔年で調査してきたさまざまな生活の定点データ「生活定点」はおすすめです。
無料で調査データが手に入る分野例
生活気流 / 暮し向き / 食 / 衣/ 住 / 健康 / 遊び / 学び / 働き / 家族 / 恋愛・結婚 / 交際 / 消費・お金 / 情報 / メディア / 社会意識 / 日本の行方
6 - MMD研究所
携帯キャリアの満足度、携帯端末のシェア、モバイルコンテンツ市場動向、モバイルコマース調査など、モバイルビジネスに関する消費者動向の調査結果を見ることができます。モバイルユーザー市場の変化、インサイトの変化をいち早くしたい方は、チェック必須です。
MMD研究所 スマートフォン、タブレットを中心に消費者動向をリサーチする調査機関
無料で調査データが手に入る分野例
- 2015年版:スマートフォン利用者実態調査
- 2015年最も利用したアプリのジャンルは「ゲーム、SNS、動画」、「ゲーム、動画」は増加、「SNS」は減少
- 40代~60代の4割が「シニア向けサービス」というカテゴリへ魅力を感じない
7 - M1・F1総研
M1層・F1層の声を調査し、発表しているのがM1・F1総研です。「リアルな姿」や「ホンネ」を数字で見ることができます。掲載データは無料で手に入ります。
無料で調査データが手に入る分野例
- 18歳~49歳のBYOD(Bring Your Own Device)ユーザー1,200人のスマートフォン選び
- ビジネスパーソンに聞く「お酒との付き合い方」調査
- ビジネスパーソン2,000人に聞く「仕事で必要なスキル」調査
8 - リクルート トレンド予測
リクルートが毎年発表しているトレンド予測です。美容・飲食・住宅・社会人の習い事・アルバイトなど、多様なサービスを手がけるリクルートならではの情報を発信しています。トレンドを一言で表す「キーワード」も、非常に勉強になります。
「2016年のトレンド予測」発表会 | リクルートホールディングス - Recruit Holdings
無料で調査データが手に入る分野例
美容領域 / アルバイトパート領域 / 飲食領域 / 社会人学習領域 / 進学領域 / 小・中学生学び領域 / 住まい領域 /
9 - ニールセン
ニールセンのニュースリリースは、デジタル分野を中心に市場調査のデータが手に入ります。データをグラフで表している場合が多く、ブログで紹介したりするのにも利用しやすいです。以前、このブログでも記事で利用させていただきました。
無料で調査データが手に入る分野例
- TV局系VODのスマホからの利用者数は500万人超、TVerは約250万人 ~ニールセン、日本のビデオオンデマンドのスマホ、PCからの利用状況を発表~
- デジタル広告到達率をターゲットセグメント別に詳細に計測 ~ INDIGIMの新商品 Targeting Metrics の販売を開始 ~
- ニールセン、米国のメディア視聴状況をまとめた『トータル・オーディエンス・レポート 2015年 第3四半期版』を発表
10 - 日経デジタルマーケティング
企業のマーケティング戦略の決定を支援する「独自データ」の提供に力を入れているのが、日経デジタルマーケティングです。「Instagram広告容認派50%超、画像は慎重に」のような特定のウェブサービスに特化したデータを幅広く扱っている印象があります。
無料で調査データが手に入る分野例
- 「Yahoo」もスマホ経由がパソコン超え
- Instagram広告容認派50%超、画像は慎重に
- ファミリーマートとサークルKは相互補完
最後に
いかかでしたでしょうか? 他にも無料で企画書・提案書に使えるデータが手に入るサイトは多くあります。この記事を随時アップデートし、ご紹介していければと思っています。紹介したサイトの調査データが、企画書・提案書に役に立てれば幸いです。