ニュースサイトを運営していたり、ブログを書いている人は、それぞれ記事を公開する時間はいつが最適なのか考えたことがあると思います。そこでこの記事では、ユーザーローカルが調査した調査結果をもとに、記事を公開する最適な時間帯をご紹介します。
この調査によると、Twitterは朝5時ごろ、Facebookは、午後2〜4時ごろに拡散されやすいとのことです。Twitterは朝のニュースチェックや情報収集に、Facebookは仕事の合間の休憩に閲覧する傾向があるのでしょうか。
一日のうち、記事はいつ一番多く配信されているのか?
記事の配信者観点でいうと、ランチ前と夕方17時ごろが一番配信される量が増えるとのこと。それぞれユーザーがお昼に入ったり、仕事を終える直前に配信することで、ユーザーの目に入るよう工夫しているのでしょう。
どんなジャンルの記事も同じ時間帯に拡散されやすいのか?
冒頭でTwitterは朝5時ごろ、Facebookは、午後2〜4時ごろに拡散されやすいと書いたのですが、ジャンルによって最適な時間帯は異なるようです。以下、引用になります。
【女性向け媒体は夕方以降に配信すると反響が大きい】
女性向け記事の場合、19時に配信された記事は、Facebookでの1記事あたりの拡散数は約2.5倍以上であることがわかりました。
【ビジネス媒体は早朝の記事の反響が大きい】
新聞社の記事は早朝5時台の配信記事が拡散されやすいことがわかりました。
【新聞社サイトは早朝の記事の反響大きい】
新聞社の記事は早朝4時台の配信記事が拡散されやすいことがわかりました。
他にも、テレビ局サイトやビジネス媒体、エンタメ記事など媒体ジャンルごとの詳しい調査結果は下記からダウンロードできます。
時間帯別の記事配信数は以下のグラフを参考にしてください。
SNSで拡散される時間帯は以下のグラフを参考にしてください。記事配信数の相関と捉えると、記事はかならずしもSNSから閲覧しているわけではなさそうです。はやり、スマートニュースなどのニュースアプリからなのでしょうか。
ビジネス系記事と、女性向け記事のFacebookでの拡散の関係を表したグラフは以下です。ビジネス系はやはり通勤前〜通勤時の時間帯に一番チェックされるようです。男性が夕方以降どのようなサイトを見ているのか気になりますね。
まとめ
上記の結果から、どのようなことが考えられるでしょうか?私は次の2点を推測しました。
必ずしも、記事はSNSで見られているわけではない
TwitterやFacebookで拡散されている時間帯と、記事が多く配信される時間帯には、あまり相関がありません。そのため、必ずしも、記事はソーシャルメディアで見られているわけではなさそうです。やはり、ユーザーが増加傾向にあるニュースアプリを利用するケースが多いのでしょうか。
Twitterは情報収集、Facebookは暇つぶしに使われている
朝の時間帯はTwitterの拡散が多いことから、ビジネス的な情報収集はTwitterで行っているユーザーが多そうです。逆に、仕事の休憩時間に拡散される時間帯が重なるFacebookは、 暇つぶしに使われている印象です。
いかがでしたでしょうか?ソーシャルメディアを運営されている方は、ぜひ参考にしてみてください。自分のメディアの特性を活かして、ユーザーが見てくれる最適な時間帯に投稿することを目指しましょう。