日本からGoolgeを使って、米国版検索する方法をご紹介します。Goolgeが検索面で最新のアップデートを行った場合、米国版の検索結果でないと、その機能を見れない場合などがあります。SEO担当者の方など、最新のGoolge情報が知りたい方は、そのような時に役立つので、ぜひチェックしてみてください。
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結論から言うと、こちらのURLにアクセスすれば、米国版検索ができます。
https://www.google.com/webhp?gl=us&hl=en&gws_rd=cr&pws=0
仕組みは後ほどご説明するのですが、URLの後半についている「パラメータ」が米国版検索のキモになってきます。
google.comだけでは、日本語版にリダイレクトされる
筆者はもともと「http://www.google.com」にアクセスすれば、米国版検索ができると思い込んでおりました。しかし、実際は日本語版検索「http://www.google.co.jp」にリダイレクトされてしまいます。
右下の「Google.comを使用」というリンクをクリックして、google.comに移動します。しかし、遷移先ページは日本語になってしまっています。
「設定」から言語の設定を英語にすれば、英語検索が可能になりますが、いちいち面倒くさいと思います。「設定」から変更してしまうと、次回日本語で検索したい場合に、また設定し直しが必要になってしまうからです。
あくまで推測ですが、日本のユーザーが誤ってgoogle.comにアクセスしてしまった場合、日本語で検索する方法を探すのが手間のため、あらかじめリダイレクトをかけているように思います。わざわざ米国版で検索したいと思う日本のユーザーより、そちらの方がユーザーの利便性が高いため、リダイレクトがかかる仕様になっているのでしょう。
米国版検索はパラメータ付与で可能に
冒頭にも書きましたが、米国版検索はパラメータ付与によって可能になります。付与するパラメータは、次の4つになります。
付与するパラメータ
- gl=us
- hl=en
- gws_rd=cr
- pws=0
gl=us
「gl」は国を指定するパラメータです。米国は「us」を値に指定します。言語コードは、ISO 3166-1 alpha-2が使用されています。
hl=en
「hl」は言語を指定するパラメータです。英語は「en」を値に指定します。言語コードは、ISO 639-1が使用されています。
gws_rd=cr
「gws_rd」はリダイレクトを設定するパラメータです値に「cr」を指定するとリダイレクトを無効にできます。
pws=0
このパラメータは任意です。付けなくても構いません。「pws=0」を追加するとパーソナライズ検索(プライベート検索)を無効にできます。SEO担当者の方は覚えておくとよいでしょう。
米国版検索について、解説は以上になります。米国版で検索したくなったときは、こちらのURLからアクセスしましょう。
https://www.google.com/webhp?gl=us&hl=en&gws_rd=cr&pws=0
米国版検索で検索しないと、Goolgeの最新機能を確認できないことは多々あります。ぜひ、この記事を参考にしていただき、URLを活用してみてください。
《参考》