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黒子の観察者

テクノロジーやビジネス、音楽、グルメについて書いています。

【業績好調】Amazonの経営を支える3つのポイント

Amazon 経営 マーケティング

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Angelo DeSantis | Flickr - Photo Sharing!

Amazonの経営が好調です。2015年末の米国株式市場では、Netflixとともに一般消費財関連の全体を押し上げました。

今年最も良かったのは一般消費財関連.SPLRCDで、8.43%上昇した。動画配信サービス大手ネットフリックス(NFLX.O)とオンライン小売り大手アマゾン・ドットコム(AMZN.O)が134%と118%の上昇で、全体を押し上げた。

米国株式市場は続落、アップルが重し | Reuters

そこでこの記事では、Amazonの好調な経営を支える3つの要因をまとめした。Amazonの経営のポイントが知りたい!という方は、ぜひチェックしてみてください。

はじめに - Amazonの業績

まずはAmazonという会社の状況を把握するため、直近の業績を見てみます。これまで、顧客ファーストを重視し、投資先行の赤字経営を続けていましたが、直近4期連続で黒字となっています。以下は、2015年10月のニュースからの引用です。

米Amazon.comが10月22日(現地時間)に発表した第3四半期(7~9月)決算は、売上高は前年同期比23.2%増の253億6000万ドル、純利益は7200万ドル(1株当たり17セント)で、4期連続の黒字となった。前年同期は4億3700万ドルの純損失。売上高、純利益ともにアナリスト予測(売上高が249億ドル、1株当たり純損失が13セント)を大きく上回った。営業コストは18%増の249億5200万ドルだった。

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Amazon Web Services(AWS)の売上高が78%増の20億8500万ドル、営業利益は432%増の5億2100万ドルと好調だった。

とくに、AWSが好調のようです。AWSとは、Amazonが提供するクラウドコンビューティングサービスのことで、世界11カ国で提供されています。

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Amazon.com、AWSも好調で予想を上回る増収、黒字転換 - ITmedia ニュース

他にも、冒頭で触れたとおり、プライム・ビデオが好調で、年末の米国株式市場では、Netflixとともに一般消費財関連の全体を押し上げました。

では、なぜここまでAmazonは好実績を出すことがでるのでしょうか。Amazonの経営を調べる中で、そこには3つのポイントがあると思います。

1 - 戦略物流を重視

Amazonの物流の特徴は、「たくさんの商品を扱い、早く届き、送料無料」が挙げられると思います。創業者のジェフ・ベゾス自身も、Amazonをロジスティクスカンパニーと捉えており、Amazonは物流を重視する会社といってよいでしょう。最近の取り組みでは、ドローンによる運送や「Amazonロッカー」を展開するなど、さまざまな工夫とチャレンジを見ることができます。

www.advertimes.com

Amazonが、このように物流を重視している理由は、物流を「物流思考」ではなく、「戦略物流思考」と捉えている点にある、と上記の記事で述べられています。戦略物流思考とは、「物流を戦略として捉え、企業戦略に合う物流戦略を組み立てる考え」のことです。2つの思考の違いについては、以下の表を参考にしてください。

Amazonは戦略物流思考を徹底することにより、顧客満足を上げ、収益へとつなげているのです。

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2 - カイゼンによってユーザーに新しい価値を提供

Amazonが昨年末よりはじめた話題のサービス『プライムナウ』。プライムナウは、注文した商品を、1時間以内に届けてくれるという宅配の常識を覆すサービスです。このサービスを実現するために、Amazonは配達の工程をカイゼンしました。

business.nikkeibp.co.jp

こちらの記事で紹介されていましたが、プライムナウを実現するためにAmazonが行ったカイゼンは「小ロット化」です。小ロット化とは次のようなものです。

小ロット化

  • 生産ラインに流すモノのロットを、例えば10個から1個に小さくすることで、小刻みにモノが 流れる。仕掛かり品の量も手待ち時間も減らすことができる。
  • 配達は、ほぼ1件ずつ運ぶので、配達時間を短くできる、到着時間の検討もつけやすくなる。

通常の配達

  • 生産ラインに流すモノのロットを、10個流せば、その分仕掛かり品の量も手待ち時間も増える。
  • 大きなトラックで一気に配達すると、配達までの時間がかかり、さらに到着時間の見当もつけづらくなる。

もちろん他にもさまざまなカイゼンに取り組んでいるとは思いますが、このような日々の努力がユーザーの指示を集めているのでしょう。

3 - 新サービスに注力

さきほど紹介した『プライムナウ』以外にも、さまざまなサービスを展開しているのがAmzonの特徴です。 ここでは、直近で公開された筆者が注目してるサービスを紹介します。

プライムナウ2時間配送(無料)

プライムナウ1時間配送ではなく、2時間バージョンです。1時間配送は送料890円かかるのに対し、こちらは無料です。以下の記事に詳しく紹介されています。

business.nikkeibp.co.jp

プライム・ビデオ

すでに多くの方が利用している『プライム・ビデオ』です。Amazonのプライム会員であれば、無料で動画が見放題です。筆者の周囲でもかなり使っている人はいるイメージです。以下の記事で、Netflixなど他社サービスと比較されているので参考にしてみてください。

www.lifehacker.jp

プライム・ミュージック

音楽ストリーミングサービスの『プライム・ミュージック』です。こちらもプライム会員であれば、無料で使用できます。こうしてみると、プライム会員になるだけで、かなりのメリットがユーザーに用意されていますね。以下の記事で、Google Play MusicやLINE Musicなど他社サービスと比較されているので参考にしてみてください。

www.excite.co.jp

最後に

いかがでしたでしょうか?筆者が数えただけでも、Amazonは29のサービスを展開しています。ユーザーにさまざまなサービスを提供しているAmazonは、まさに日常生活のインフラになりつつあると感じています。